今回ご紹介するのは
あなたはあなたが使っている言葉でできている
ゲイリー・ジョン・ビショップ 著
高崎拓哉 訳
ディスカヴァー・トゥエンティワン
あなたは自分にどんな言葉をかけていますか?
自分と何を話すかが、人生の質を決定的に左右する
ということが、神経科学や心理学の研究で証明されてきているそうです。
人はみな2種類の会話をしながら生きていると作者は言います。
一つは他の人との会話で、もうひとつは自分との会話だという。
言われてみれば、なるほどその通りだと思ったけれど、研究によると
人間の頭の中では、1日に平均5万以上もの考えが浮かぶということに驚きました。
人と会うのが疲れるからと一人で静かに過ごしていても
実は自分を相手にそんなに多くの会話をしていたなんて
一人でいてもそれなりに疲れる理由がわかった気がします。(笑)
著者の紹介
ゲイリー・ジョン・ビショップ Gary John Bishop
スコットランドのグラスゴー生まれ。
1997年にアメリカへ移住し、特に存在論と現象学について数年間学んだ後、
世界有数の人材開発企業でシニアプログラムディレクターを務め、
世界中の何千人もの人にコーチを行う。マルティン・
ハイデガー、ハンス・ゲオルク・ガダマー、エトムント・フッサールの
哲学から影響を受け、「都市哲学」という自身のブランドを創り出した。
現在は、人間の能力をシフトさせて人生に大きな変化を起こす
という生涯の仕事に日々を送る。
彼の飾らない率直なアプローチは賛同者を増やしている。
フロリダ在住。妻と3人の子どもとの5人暮らし。
@GARYJOHNBISHOP
GARYJOHNBISHOP.com本書より
構成
◎第1章 最初に心に刻むべきこと
◎第2章 「私には意志がある」
◎第3章 「私は勝つに決まっている」
◎第4章 「私にはできる!」
◎第5章 「先がわからないからおもしろい」
◎第6章 「自分は思考ではなく行動だ」
◎第7章 「私はがむしゃらになる」
◎第8章 「私は何も期待せず、全てを受け入れる」
◎第9章 次はどこへ?
感想
各章の冒頭に作者のアサーティブ(主張型)なメッセージがある。
しかも太字で!
写真挿入
その言葉の通りとても励まされたし、たくさんの気づきがあった。
最初の一歩は、自分のためにならないしゃべり方はやめて、
ためになるしゃべり方を意識することだ。
本書 P.25より
まず早口で大雑把なしゃべり方をしているなと気づいたので
最初の一歩として、丁寧にしゃべるように心がけてみた。
瞬時に浮かんだ表現をそのまま口に出す前に、自分の思いつく範囲で
丁寧な言葉や表現に脳内変換した上で話すようにした。
すると自動的に早口ではなくなったが、自分ではかなりもどかしい話し方に
なっている違和感があったので、意図的にゆっくり話している事を
周りに伝えたところ「まだ早口」だそうだ。(笑)
気長に続けて身につけよう。
まとめ
気分じゃなかろうが、とにかくやるしかない。
人生は、思考ではなく行動で変えるもので、
考えと行動が一致すると、奇跡のようなことが起こるようだ。
行動をともなわない思考はただの思考だ。
激しく同意です!
人は公正な行動を取ることで公正な人間になり、
節度ある行動を取ることで節度ある人間になり、
勇敢な行動を取ることで勇敢な人間になる。
アリストテレス
最後に
本書の中から格言を紹介します
熟考する時間を持て。
しかし行動すべきときが来たら、考えるのをやめて動け。
ナポレオン・ボナパルト
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